新卒のホンネ!~協力隊活動を通して~

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新卒隊員こそ、活動中に資格を取ろう!

こんにちは! 

 

本日の記事は

・現在大学生で協力隊に参加するか、

 悩み中の人

・新卒で協力隊に参加し、

 今現在任国で活動中の人

 

を対象に書いていきたいと思います~

 

またあくまでも、

帰国後一般企業(日系)に就活を行うかな

と考えている方が対象になります。

 

キャリアや職種によっては、

自分が書いていることは

的外れにもなりますので、

あくまでも一参考にしてください。

 

私のプロフィールは下の記事から、

shinsotsunohonne.hatenablog.com

 

~簡単な自己紹介~

大学卒業後に青年海外協力隊

小学校教育の職種で参加。

2年間現地の小学校で、

算数・生活科を中心に授業。

帰国後は転職し、

日系メーカー経理部にて、

2年間日次・決算業務担当。

2022年5月に再度転職。

外資系メーカー財務部勤務。

 

上記の道を歩んできた自分が、

過去の自分に伝えたい。

そしてこれからの世代に伝えたいこと。

を中心に書いていきます。

 

協力隊に参加した後の就活って

とっても不安ですよね?

かくいう私も、

新卒就活時は

JICA海外協力隊しか受けていなかったので、

帰国後の就活がとっても不安でした💦

 

当時は勢いで協力隊一本で受けました。

無事合格したので結果オーライでしたが、

協力隊活動中にこれをすれば良かった!

と思うことはあります。

 

もうすぐ27になろうとしている今、

当時のことを振り返ると、

「やって良かったこと」 があります。

 

協力隊員時代に「やって良かった」

ことの一つに、

語学資格の取得(TOEIC900点)があるので、

なぜ新卒隊員が語学に限らず、

資格取得の勉強をすべきか。

私なりの考えを書きたいなと思います。

 

①新卒隊員は資格の勉強すべし

まずは結論から、

 

新卒隊員は、

資格勉強すべし!

 

理由としては、

・就活時に目に見える結果を示すため

・努力をした証明をするため

・日本の社会人より時間に余裕がある

 

ためです。

 

協力隊から帰国後、

もし一般企業に就職活動するのであれば、

第2新卒枠での就活になります。

そこでは、

既に日本での社会人経験がある、

他の第2新卒と競う必要があります。

 

以下の2人の事例を見てみましょう。

 

Aさん:

日本での社会人経験が2年あり、

応募職種での業務経験もあり。

新卒研修を受けているので、

基本的なビジネスマナーあり。

 

Bさん:

日本での社会人経験なし。

応募職種での業務経験なし。

海外でボランティア経験あり。

ビジネスマナーの研修を、

受講したことはなし。

 

どちらを採用したいでしょうか。

残念ながら前者の方が「戦力感」があります。

Bさんは、

Aさんの戦力感を上回る期待感を抱かせる、

人材である必要があります。

 

あなたはこう思うかもしれません、

私の内面を見て欲しい と。

 

内面はあくまでも評価項目の一つです。

 

書類選考の段階に通らなければ、

内面を見てもらう機会すらもらえません。

あくまでも、

書類選考を通過した上での、

入社面接です。

 

転職活動を一度すると、

書類選考段階でバンバン落とされます。

 

早稲田大学

TOEIC900点

 

のが履歴書に書いてある自分も、

ある程度お給料がもらえる会社

(年収350万~400万)

からは、書類選考段階で、

バシバシ落とされました。

 

だからこそ言いたい。

 

「現地での活動も大事だけど、資格勉強もしよう」

 

②JICA海外協力隊経験は評価されない

ある程度規模がある

日系企業において、

「JICA海外協力隊経験は評価されない」

と思っていた方が無難だと思います。

 

特に、

「協力隊での職種」と「応募職種」が異なる場合。

企業規模にもよると思いますが。

 

私は「小学校教育」で派遣された後、

一般企業に「経理」の職種で転職しようとしてました。

 

企業からしたら、

経理に求められる業務経験」

「小学校教育での業務経験」

はマッチしないわけです。

 

ここがマッチしている方は、

書類選考も通りやすくなってくると思います。

 

話が少し変わりますが、

新卒でJICA海外協力隊に参加できる職種

って限られてますよね?

 

先生系統の職種が今も昔も、

新卒協力隊の

ボリュームゾーンだと思います。

 

先生系統の職種で参加後、

先生にならない場合、

民間企業の面接を受けますよね。

 

第2新卒の就活は新卒の就活と違い、

企業の募集している職種に

応募する形になると思います。

いわゆるジョブ型採用ですね。

 

ジョブ型採用では、

入る時点から

入社後の部署が決まっているので、

その部署で活躍出来そうか

採用官は見ています。

 

そして、

なるべく早い段階で活躍して欲しいと、

思っています。

 

新卒採用のように、

とりあえず学歴が高い大卒を採って、

適当に部署を割り振ろ!

とは違います。

 

企業の面接を受けると必ず聞かれます。

「なんで〇〇の仕事がやりたいの?」

(営業、企画、開発、技術、総務、経理等々)

 

多くの民間企業に

「先生」という職種はありません。

つまり、

協力隊の2年間の経験は、

うちで直接業務に活かすことは出来ない。

それを承知の上で

あなたは何を弊社にもたらしてくれるの?

 

こういうわけです。

 

先生として得た○○という経験が、

御社で△△という形で活かせます。

 

と答えるのは、かなり至難の業です。

 

子ども相手の仕事でない限り、

先生の仕事と応募先の仕事の結びつけは

難しいですよね。

そして企業で行う

子ども相手の仕事って限られてますよね。

 

協力隊での経験は、

直接活きるものではないかもしれない。

けれど、

・応募職種の基礎知識はあります。

・やる気もあります。

・継続的に勉強もできます。

目に見える結果として〇〇という資格があります。

なので、私を採るべきです!

という流れに持って行くための資格取得です。

 

③資格があれば他の人と差別化できる

協力隊帰国後の第2新卒就活は、

学歴×経験×資格

 

だと思っています。

 

もっとわかりやすく言えば、

どれだけポテンシャルをアピールできるか。

 

企業の面接を受けるためには、

まず初めに「書類選考」という

大きな壁があります。

 

企業も貴重な時間を、

入社に値するかわからない

候補者のために使うので、

面接する人をえり好みします。

 

当然ですよね?

面接官が応募者を面接する時間、

企業にとっては採用官の労働コストが

発生しています。

 

だから、

書類選考の段階で

「学歴」「業務経験」等が

企業の求める基準に満たさない人

には会いません。

 

時間がもったいないから。

これめっちゃ露骨。

 

自分の「書類に記載できる」ことのみで、

ふるいに掛けられるわけです。

 

あなたの

人間性、コミュニケーション能力を、

面接で実際に見てもらう前に選別されます。

 

面接官が、

うちで働けそうなポテンシャルがあるな

と思うから面接するわけです。

 

学歴に関しては、

社会人経験たかだか2年の若手への評価指標として、

「今まで頑張ってきたこと」

という意味で見られています。

 

でもこれ、

協力隊から帰国後に、

就活をしている段階では、

どうする事もできないですよね。

 

経験に関しては、

どれだけスムーズに仕事に適応できそうか

見てます。

 

前述しましたが、

協力隊での仕事内容を、

直接企業が求める仕事内容に

直接結びつけることは難しいと思います。

 

コミュニティー開発⇒海外営業

 

とかならまだわかりますが、

 

小学校教育⇒海外営業

 

とかは関連性がないですよね。

 

なので敢えて「職歴」ではなく、

「経験」と記載しました。

あとたかが2年くらいを

「職歴」とは呼ばないかもです。

「やったことがある」ぐらいの評価ですね。

 

学歴×経験×資格

 

「経験」を補うために

必要なものが「資格」です。

「経験」はないけど、

「基礎知識」はあります。

なので入社後もスムーズにキャッチアップできます!

という訳です。

 

なので、応募職種や応募業務と

全く違う資格を取っても意味ないです。

 

営業×漢検1級

とかですね。

営業になんで漢検1級が必要なの?

ってなりますよね。

 

じゃあ何の資格がいいの?

ってなると思います。

 

協力隊行く人って、

明確にやりたい事が決まってないけど、

「面白そうだから新卒で来た」

人も多いですよね。

 

かくいう、私です。

 

そこでおすすめな資格が語学です。

 

④語学が出来れば年収アップにもつながる

語学がおすすめな理由は、

・努力した分だけ結果が出やすい

・語学を勉強するモチベーションが海外だと湧きやすい

・帰国後どの職種に就いても、使えると幅が広がる

 

からです。

 

企業に限った話をすれば、

日本の企業の多くは、

英語ができる人材を欲しています。

 

海外展開する企業ではTOEICの点数が、

必須要件に近くなっています。

流行りもあるのかもしれません。

 

正直、

企業に入ってから実際に英語を使うかは、

めっちゃ職種や部署によります。

 

ですが、採用の段階では、

何故か英語の点数が一定程度ある人材を

採ろうとするんです。

 

JICA海外協力隊に

興味を持っている皆様のことですから、

海外と関わりある仕事がしたいとお考えですよね。

 

日本の人口が減り、

マーケットが縮小していく今後、

国内だけでビジネスを行う企業に

未来があると思いますか。

 

日本人は優秀! 

日本はすごい!

みたいな番組がテレビで流れていますが、

みんな薄々気が付いています。

 

日本って別に優秀じゃないよね?

日本が本当にいい国だったら、

もっと明るいニュースがおおいよね?

 

と。

 

ある程度の難易度の資格を持っていれば、

東証一部上場企業、

大企業、

外資系企業

に入れるチャンスがあります。

 

チャンスがあるというだけで、

正直、

「資格」だけでは難しいです。

その職種での「実務経験」も求められます。

 

上記企業に入ることが

「幸せ」でも「正解」でもないです。

ですが、資格があれば上記の道も開けます。

選択肢はないよりあるほうが良いと思いませんか。

 

そして何をやりたいのか明確でないならば、

語学、

特に英語関係の資格

はこれからの時代、損にはなりません。

 

だからこそ、

せっかく仕事で使っていたことも

アピールできるのですから、

協力隊員こそ語学の資格を取りましょう。

 

おまけ:語学の選択は慎重に

語学の選択は慎重に。

特に希望がなければ協力隊での派遣先は、

英語圏一択です。

 

まあ実際に行ってみたら、

現地で英語使わないかもしれないですけど・・

ローカル現地語が話せても、

東南アジアの国以外は、

ほとんど評価されません。

 

どうしても他の言語圏に

思い入れがあるのであれば、

それでもいいと思います。

ですが国連公用語

英語フランス語スペイン語アラビア語・ロシア語・中国語)

のどれかではあった方が良いと思います。

 

基本的に英語が話せることが前提

+α 他言語なのかなと自分は考えます。

 

よほど頭が良くて、

時間が余っている人以外は、

英語を勉強した方が、

帰国後に応募できる仕事の数が違うので、

英語を勉強すべきです。

 

勉強に割ける時間も、

限られていると思うので。

 

ニッチな言語を勉強して、

その国でビジネスを行っている

日本企業に入社するのもありですが、

それは自分の戦略次第だと思います。

 

まとめ

長々書きましたが、

皆が資格の取得をしなければならない!

という訳ではないです。

 

ですが他の人と比べて

秀でている箇所がなければ、

サラリーマンとしては年収も低くなりますし、

あなたを雇う理由もないです。

 

もし協力隊からの帰国後に、

所謂一般的な生き方をしようと

考えているのであれば、

資格取得を考えることはお勧めします。

 

活動をおろそかにしてもOK

という訳ではないです。

 

ですが現実問題、

活動内容よりも、

就活に限れば目に見える結果が重要視されます。

 

上手く自分の中でバランスを取ってくださいね!

 

それでは Good Luck!

 

 

長期休みは、都会でバケーションもしよう♬