新卒のホンネ!~協力隊活動を通して~

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活きるマイナー言語はOJTで!!!

みなさんハッピーハロウィン👻

 

早いもので今年ももう残り二ヶ月になりましたね、、、!

帰国してからもう二年半ほど経つとなると驚きです👀

自分がモンゴルに住んでいたのが遠い記憶だな~、ほんまに住んでたんやっけと思うこともあります。

 

けどたまに10月だともうモンゴルでは氷点下気温で、雪が降ってたりするな~と思ったりすることもあって、

センチメンタルな気分になるそんな冬のはじまりです(笑)

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11月にもなると池が凍ってそこはショートカットできる道になっちゃいます\( ˆoˆ )/(笑)

 

 

前置きでなんだか語ってしまいましたが、

今回のテーマができれば語学ということで、

なにを書こうかな~と考えたら、

ふとある子どもの顔が浮かんできたので

「マイナー言語をどうやって学んだか」

について書いていきたいと思います◎

 

浮かんできた子の正体はまた後ほど~😊

 

 

訓練所で習うんじゃなかったの?!

 

以前の記事や他の隊員の記事で、現地で必要な語学は70日間の訓練所でみっちりと授業を受け、最終のテストに合格しないと派遣されないということは

もうみなさんご存じかもしれません~

 

shinsotsunohonne.hatenablog.com

 

そうです。ちゃんと教科書を用いて、現地出身の先生に習ってと、

派遣できるレベルの語学力は訓練所で身に付けていきます。

ただでも訓練所で手に入れるモンゴル語の能力はおそらく日本語でいうと

まだまだ幼児のカタコトであると思います。

 

自分が伝えたいことをスムーズに言ったり書いたり、

難しい話をポンポンとキャッチボールできたりする力はありっこありません。

また、英語のクラスは座学のほかに実践の授業があって、

英語で体育の授業を行う模擬を行っていたりしましたが、

英語圏はそのような授業がなかったので、

体育で使う言葉などもわからないまんまの派遣でした、、、。

 

じゃあどうやって学んでいったのかというところをお話していきます~!!

 

モンゴル語は日本語で書かれている参考書なんかは少ないしってことで

活きたモンゴル語は実際にモンゴルの現地でだんだんと身に付けるほかありませんでした。

つまりはOJTですよね!!!

On the Job Training☆

 

ワタシの先生①

まずは、こちら!!!児童向けの簡単な絵本や教科書~

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図書館で本を借りて勉強したなという思い出はあるけれど、

ホントは貸出禁止のところを無理言って借りてたのか、、、(笑)

協力隊員には

”ガメツさ”

超大事ですよ😉(笑)

 

児童向けの絵本は日本語で考えてもらったらわかる通り、

簡単な言葉で書かれているためレベルがぴったりでした~!

また、小1のモンゴル語の教科書で改めて筆記体の書き方も勉強していきました◎

 

学校の図書館に入らせてもらって勉強していたら、

司書の先生がワタシが中にいるのを忘れて鍵をかけて帰ってしまって、

モンゴルの学校の教室ってなぞに中から鍵が開けれなかったりするから(うちの学校だけかな(笑))

閉じ込められて出れなくなった事件とかもあったなあと思い出します...( = =) トオイメ

 

マイナー言語は、日本で参考書などを探すのはホントに難しいことだし、

難しい文法よりも日常的な会話の言い回しを知りたいとなると、

現地で簡単な絵本を手に入れるのはけっこういい策なんじゃないかな~と思うので

これから勉強される方は1つの参考にしてみてください✏

 

ワタシの先生②

体育で使う言い回しをどう覚えたのか、、、

 

まずすごく役に立ったのが、歴代の先輩がまとめた使えるモンゴル語集です!

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これホントにめちゃめちゃ助かりました~!!!

これを見ながら、実際に体育の先生が授業中に使っているのを聞いて

「なるほど、こういう場面で、こういうタイミングで使うのか」と学んでいました。

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これだけでとりあえず、集合からランニング開始まではできちゃいます✌

 

歴代の隊員たちが現地の人たちと過ごし築き上げてきたものが引き継がれて、

次の隊員の活動をゼロからのスタートではなく一歩進んだものにしているのってすごくステキなことじゃないですか🙄?

まとめられている言葉の多さや各職種のバラエティーさから

協力隊員の歴史の深さと派遣されている隊員の多さを感じた瞬間でもあります。

 

また、このありがたすぎるペーパーとともに現地の教員用の指導書で体育の用語を学んでいってました~

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専門用語はやはり本物から学ぶことが一番ですね☆

 

 

ワタシの先生③

さてさて、冒頭で申し上げた頭に浮かんだある子というのが、、、

この子!!!

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アノーカ👧

1人の清掃員のおばちゃんの子でワタシの1年目にピッカピカの1年生やった子

この写真は夏休みが明けて2年生になって、少しお姉さんになったアノーカ♡

かわいすぎる♡

 

なぜこの子かというと、モンゴルの学校は2部制なので子どもは半日お暇。

けど、お母さんは1日中仕事なので待っておかないといけない。

清掃員のおばちゃんたちの部屋とワタシのいた部屋がちょうどお隣。

というわけで必然的に遊びにくるわけでお話相手。

 

さっき言ったようにワタシの言語レベルはよちよちの幼児だったため、

幼稚園あがりたてだった1年生の話はとても聞きやすい!

あとアノーカのすごいところは、フツーのちっさい子はワタシのたどたどしいモンゴル語がよくわからなかったら、呆れて見捨てていくところを

アノーカは大人みたいに予測して「〜ってこと?」と聞いてくれたり、時には発音の違いを正してくれたりしたこと!!

大人と話すの疲れたり、やなことあってもアノーカとその仲間たちと話すととても癒された😌

 

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学校の先生の子どももいるよ!校長先生の子もいるわ(笑)

1年生ガールズたち♡

 

ただ時には仕事たまってるときにも来たりして進まんときもあった(笑)

けどこっちもこっちで頼める仕事をすぐ頼む(笑)

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得点板作るのチョキチョキして〜ってお願い✂︎

 

守衛のおっちゃんとか市場のおばちゃんとかもよい話し相手で

モンゴル語もいろいろ教えてくれたけど

ワタシの中ではけっこうこの子たちと毎日のようにおしゃべりしてたのは

いい練習やったな〜と思ってます!

 

この子らもおそらくもう5年生?!小学校最終学年かと思うとびっくりすぎて、、、👀

また会いたいな〜会っても覚えてくれてたらいいな〜

「ゆりこバクシ(先生)」って呼ばれたいなあ〜( ;  ; )

 

 

ワタシの先生④

子どもたちとの会話のおかげもあって日常会話や

何度も何度も繰り返すこともあって授業内で必要な言葉などは獲得していきましたが、

難しいのはやはりセミナーで使うパワーポイントの語句や喋る文章、

アクティビティブックを作成するにあたって簡単な説明で運動の仕方を説明すること。

 

この時は自分の力だけでは不可能なことが多いので、まずは自分でモンゴル語を作っていって

例えば現地JICA事務所のネイティブスタッフの人にチェックしてもらったり、

アクティビティブックを作るのだったら配属校の体育の先生に実演しながら、

「こういうことを伝えたいんだけど、この書き方で伝わってる?」というように確認してもらっていました。

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いつもチェックしてもらってたのが右の先生!

カウンターパートではなかったけど、ホントに協力しまくってくれていた\( ˆoˆ )/

(結婚したい人暫定1位(笑))

 

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新卒のワタシが教育大学の先生に講義することなんて日本じゃまずない、、、

このときは現地スタッフにたくさんお世話になりました◎

 

また、方法としては、書き言葉だと英語の方がまだ書けていたので、

英語で伝えたい文章を書いて、配属校の英語の先生にモンゴル語に訳してもらったりもしました。

 

やはり、文章を作る上で伝える文章にするためにはネイティブチェックは必須ですね😉

 

 

〜とっておき!の O J T〜

語学を伸ばす上でよく1番いいと言われるのは

“現地で恋人をつくること”

 

たしかに、一緒にいる時間が長くていろんな話をする1番の人ですよね。

 

あいにくワタシはモンゴル人の恋人はいませんでしたが、隊員の中にいたりいなかったり〜?!

協力隊時代に出会ってその後もお付き合いを続けて結婚するというのもわりとあるあるの話ですね♡

 

ワタシの場合は、お酒を飲んだときというのがいつもよりポンポンと会話できてる!と思う時でした(笑)

なんだろう、やっぱり饒舌になるんかなあ〜(笑)

お酒の力はたまに借りてみるとよいかもですね!

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配属校の職員飲み会は気付けばベットで寝かされていました(笑)

、、、ぶっつぶれた(笑)

 

 

こんな風にしてなんとか習得していったモンゴル語というマイナー言語。

マイナー言語だからこその特権は、昨年の東京2020において

ボランティアでパラリンピックのモンゴル選手団の担当をさせていただけたこと。

モンゴル語を話せる人ってそうそういないですもんね。

 

選手村や各競技場に入って、選手たちや試合の様子をすごく間近で見ることができました!

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せっかく学んだマイナー言語。

またどこかで役に立つ機会があれば存分に発揮できるように

忘れないように覚えておきたいと思います〜🤗