新卒のホンネ!~協力隊活動を通して~

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昭和の日本を思い出させるあったかい国ガーナ ~文化編~

 

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~愛おしいホストファミリーたち~

 

新年度になりましたね🌸
心機一転!
今年度はこのブログがより多くの皆さまにお届けできるように、
執筆活動も広報活動も頑張ります!!
今年度もどうぞ、

よろしくお願いいたします(^^)☆彡

 

改めまして、メアオマーハ!
新年度1発目は、

ガーナの文化に焦点を当ててつらつらと書き進めます。

 

まず初めに。

日本での常識や当たり前にできることが、

世界の国々ではそうではないこともあります。

いや、むしろ改めて日本の常識ってすごいな!

色々な環境に恵まれてる!

って思うこともある一方で、

窮屈すぎることもあるのかな~って思うこともあったり。


私たちが住む日本を、

外側から見たからこそ見えてくるもの、

感じることがたくさんありました。

 

今回のブログでは、そんな文化の「違い」を

楽しんで読んでいただければ、嬉しいです!

 

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~勉強会を主催した後に疲れ切ってホテルの床で寝る私~

↑床でも寝れるガーナ。


いや、これは私の常識が少しずれてるのかも♡

それではヤンコー!!!!!★

 

 

5分前行動の概念。何処へ?

日本だとよく耳にする「5分前行動」


学校でも耳タコになるほど、

先生たちが口を揃えて言っていましたよね。
多くの日本人の常識である時間管理。
日本以外(特にアフリカ派遣隊員の隊員は皆さん感じていたはず)の人たちにとって、

その時間を守る習慣は

驚くほどきっちりしているみたいです!!

 

ガーナでの活動が本格的になってきたある日の会話。

 

私:明日のA小学校へのアポイント何時からだっけ?
同僚:9:00~じゃない?
私:じゃあ、集合時間は8:50とかで良い?
同僚:もちろん!気を付けて来てね~
私:ありがとう~また明日~

 

次の日

8:50に集合場所到着。
私:まだ来ないな~。電話してみよう!

♪~通話中

私:今どこ~?もう着いてるよ!
同僚:今向かってるよ~
私:はーい!じゃあ待ってる~気を付けて~

 

8:55 まだ来ない同僚。

♪~再び通話中

私:ねえ!まだ?(少しイライラ。)
同僚:今向かってるよ~!
私:あと何分なの?!
同僚:向かってるから、心配しないで~!
→電話切られる。

※このようなやり取りを2~3回やって、ようやく・・・。

 

9:30 同僚到着。
特に謝る素振りもなく、「早く職員室行くぞ~」
私:????!!!!??!?!!?
「待ってたのこっちじゃんんんんんんんん!!!」

 

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~どういうこと?!の図。※この写真確か2回目の登場。~

 

このやり取りが割と日常。
なんならこの日はあまり待たなかったほうです。

 

もうお気づきですよね。
ガーナ人、時間を守る感覚が全然ないのです~(;;)

活動を開始し始めた頃は、

「まだなの?!」

「いつも遅いじゃん!」

「毎回待たされる~」などなど。

文句は止まらなかった気がします・・・。

しかーーーーーーーーーーし。
人間の適応力は凄い。
この時間を守らない感じに、慣れてしまうのです。
※もともと私は人を待たせてしまうとっても悪い癖があるので、
 割と待たされることを苦だと思っていなかったようです。

 

文句を言っても活動は上手くいかないし、
「郷に入っては郷に従え」とはまさにこのこと。

 

待たされる時間も考えて活動を計画したり、

空き時間の有効活用などをすることで、
ガーナ人との時間感覚のずれを見事克服!!!!!
(時々私の方が待たせてしまうこともあるくらい、早く来たりする日もある。)

 

ガーナ人の時間感覚の無さは、

ガーナ人同士でもきっと起こっているはずです。

私は学校で活動することが多かったので、

よく目にしていたのが授業に来ない先生。

※単純に疲れちゃったり、暑すぎたりで、

来てないこともたまーーにありますが。。

 

そんな時は子どもが先生を呼びに行ったり、

変わりに授業の準備(教科書の板書)を

先に始めたりする光景もちらほら。

 

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~先生来ないから、友達と自主勉強する子ども。素敵!!!~

 

まあこんな感じで、

時間の流れがとってもゆるゆるなガーナ。

さすがに集合時間に30分~1時間くらい、

いつも遅れてくるのは困りますけども、
遅れてくるときにはそれなりに理由があったりして。

たとえば、家族や近所の人の突然の訃報の対応。
日本や他の先進国と比べて、

ガーナを含む途上国では「死」が身近にあります。

昨日まであんなに元気だったのに?!

って人が事故で亡くなっちゃたり、
日本ならば救えるはずの命も

現地の医療状況だと助からないこともしばしば。

 

時間を守れないことは、

確かに良くないことではあります。

 

が、きっとそれなりの理由があったはず。
こんなガーナの経験があったからこそ、

少しの遅刻は気にならなくなりました。

 

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~もちろん教えるプロだから、先生として頼もしい人もたくさんいます♪~

 

家族、コミュニティとのあたたかい繋がり

まずはこちらの写真をどうぞ。

 

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~同じアパートに住むガーナ人たちとぱしゃり📷~

 

めちゃくちゃ仲良さそうだし、
実際にめちゃくちゃ仲良いのです。


記載の通り、アパートの住人同士で、

私たち隊員の帰国時に記念に撮りました♪


彼女たちは私たちに対して
「ご飯食べた?」
「家族は元気?」
「仕事の調子はどう?」
などなど、日々気にかけてくれます。


日本のアパートでの住人同士の関係を考えたらどうでしょう?
もしかしたら挨拶さえ交わしたことがない人たちの

割合の方が多いのではないでしょうか?


ガーナでの生活では、マイノリティな私たち。
近所のみんながファミリーな感覚で、

困っていれば助けるのが当然。

 

おめでたいことがあれば、

自分のことのように一緒に喜んでくれます。

 

ガーナにいる時、

「日本での生活が恋しくならなかった?」と、

時々聞かれることがありました。

実を言うと、日本での暮らしよりガーナでの生活のほうが
人との関わりにあたたかみがあり、寂しさよりも、
日々のガーナ人の思いやりに癒されていました。

 

時々お節介すぎるときもある。
そんなあったかく、
相手を思いやれるガーナ人との生活があったからこそ、
私も周りの人への思いやりを良い意味で更新できたと思います。

 

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~大好きなファミリー♡~

国が違えば、話す言葉も、

常識もそこに住む人も何もかもが異なります。

そのような状況の中でも、
マイノリティを受け入れてくれるガーナ人。


日本以外のマジョリティを知れた経験は本当に貴重でした。

今、日本にはたくさんの外国籍の方が生活しています。
読んでくださった皆さまの周りにも、

彼らが身近な存在としていらっしゃいますか?

 

この記事を読んで、
少しでも日本以外の文化に対して、

興味を持ってもらえたら嬉しいです。

ただ私が見た、感じたガーナはほんの一部。
気になった方は是非、ご自身の目で見て、

体感することが1番かと思います。

個人的には、日本に住んでいる外国籍の方と

接することが1番身近な異文化交流かと思います。

皆さまの何か参考になれば、幸いです◎

 

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~箸の使用に初トライ!!~

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!