新卒のホンネ!~協力隊活動を通して~

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あったらいいなあ、語学力 ~体験談からお伝えできること~

あったらいいなあ、語学力

 

 

今回のブログは「語学力」について、JICA海外協力隊応募時~活動中のエピソードも絡めて書いていきます。新卒で応募を考えている皆さん、語学レベル気になるところですよね。この記事では、「もっと語学について勉強しておくべきだった!」という、割と後悔の念が多いかもしれません。この記事を読んでくださる皆さんが、私と同じような後悔をしなように、少しでもそんな思いを軽減できるような記事になっていれば嬉しいです(;;)

 

 

★応募時の語学力について

 

JICA海外協力隊に応募した時の私の語学レベルは、応募条件最低レベルの「D(英検3級レベル)」だったのです。正直応募する時は、このレベルで本当に大丈夫なのか?と思うほどの語学力でした。しかし結果としては合格をいただき、70日間の派遣前訓練を終え、無事にガーナに行くことができました。

そもそもJICA海外協力隊を応募する際には、希望の職種や派遣国などをいくつか選択できます。派遣国によってはもちろん語学も異なるため、英語をはじめ中国語、フランス語、スペイン語ポルトガル語などなど様々な言語が応募時の語学レベルの基準となってきます。

私は応募時に英語圏の国のみを考えていたため、自身の語学レベルで、そして新卒という立場で応募できる職種を検討しました。

※語学レベルや、職種について気になる方はJICA海外協力隊HPから検索していただき、詳細を是非チェックしてみてください!

 

 

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~実際の応募時に使った英検3級の証明書~

 

 

★合格後の語学学習について

 

無事に合格をいただいた後、派遣前訓練の前に事前学習に取り組みました。内容は簡単なe-learningです。他にも入所前の課題としていくつか取り組んでおりましたが、元々継続して勉強をすることが苦手な私でしたので、自ら学ぶことはなかなか進められない状況でした。

※ここでもっともっと、もっと!!!自主的に語学の勉強をするべきでした、、、。(後悔のスタート)

 

 

★訓練所生活中の語学学習について

 

※訓練所での生活は、今後別の記事でより詳しく書いていきます。

今回は語学(特に私の体験談と後悔について)のみに焦点を当てて書きます。

 

想像はしていたものの、、、英語で受ける授業、英語を使って模擬授業をやることなど私にとっては難易度が高かったです、、、。特に初めての授業では周りの人の英語能力に引け目を感じていました。が、クラスの先生をはじめ、一緒に学ぶ仲間に恵まれて、楽しく前向きに英語の学習を進めることができました。英語を使いながらの調理実習や、課外授業は机上の学習よりも非常に楽しく感じました。また、他クラスと交流をしながら授業をさせていただくことで、良い刺激になっていました。ただ後悔としては、もっと訓練所の先生たちと積極的に英会話をすれば良かったなということです。なかなか英会話をすることに対して苦手意識から脱することができずにいましたが、得手・不得手ではなく、コミュニケーションを取ることを単純に楽しめれば良かったなと思います。訓練所の先生たちは、愛で溢れています。是非、色々な先生と積極的にコミュニケーションを取ることにトライしてみてください!

 

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~ホームクラスの愉快な仲間たち~

 

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~ホームクラスの教室ルール~

 

 

★ガーナでの日常生活

 

期待と不安を胸に、いざガーナでの生活がスタート!

赴任当時は、周りの隊員に頼りっきりで自分から積極的にコミュニケーションを取ることがなかなかできずにいました。しかし、ガーナ人のあたたかさが本当に嬉しくて、この人たちともっと色々なことを話したい!という思いが強くなり、自分の拙すぎる英語とは分かっているものの、徐々にコミュニケーションを取ることが楽しくなってきました(^^)それからは、もうこっちのものですね!!!(笑)

ガーナの文化にどっぷり浸りながら、他愛のない話から、互いの国のことについて真剣に話したり、活動でめちゃくちゃに自分の思いを伝えたりと、、、振り返ればどこまで自分の英語は伝わっていたのだろうと思います。ただ今思うことは、伝えることはもちろん大切ですが、どうしたら相手に受け取ってもらえるのかを考えることのほうが重要なのかな、なんて。まあとにかく、日々周りにいるガーナ人のあたたかさで私の英語に対する苦手意識はだいぶ軽減されたと思います。感謝ですね☻

 

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~算数の授業風景~

 

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~村人にガーナの食事情を説明してもらう~

 

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~現地語をホストマザーの息子に教えてもらう様子~

 

 

★悔しエピソード①

 

JICA海外協力隊は、「任国外旅行」という制度を使い、派遣国以外の国に行くこともできます。私は、イギリスや南アフリカモザンビークに行きました。(コロナ禍でなければ、もう少し行けたはず、、、😭)

最初の旅行先でのイギリス。そこで自身の英語への苦手意識が一時的に再発した気がします、、、。なぜかというと、なかなか英語が通じなかったからです。(一番ショックだったのは、割と英語で説明していた後に、「Can you speak English?」と言われてしまったことです😭😭😭)ガーナはイギリスの植民地で、普段聞いている英語もイギリス英語のはずですし(ガーナのなまりはあるかと思いますが)、もう少しできるかと思ったものの、、、悔しい。

 

 

★悔しエピソード②

 

同僚と私たちJICA海外協力隊の話をしていました。特に活動の持続性や、ガーナがどれだけ私たちの活動を受け入れているかなどを真剣に話していました。徐々にヒートアップしていき、同僚に「君たちの活動にあまり持続性が感じられない」とド直球で言われた時には、カッチーーンと来まして、必死に説明をしました。しかし、具体的な例を出されてしまったり、今後どうやって活動を持続させていくのかを問われると、なかなか答えきれない自分がいることも事実で、、、。これは英語が上手い、下手どうこうではない気がしますし、思い返すと言いくるめられてしまったことは本当に悔しかったです。が、自分の思いを一生懸命伝えようとしたことは、やはり英語に対する苦手意識が無くなったからだともとらえられる気がします。やはりガーナ人に感謝(^^)

 

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~ヒートアップした時おそらくこんな顔してただろうの図~

 

★まとめ

 

 さてさて、ここまで私の体験談を基に書かせていただきましたが、応募を考えている皆様にお伝えしたいことは以下3つです。

 

・目的を持つことで語学力向上につながる(現地語も)

・毎日の小さな積み重ねを大切に

・会話をするときは、目指せ!別人格!

 

どれもこれもありきたりで、どこかで聞いたことがあるかもしれません。しかし、私にとってすごい大切なことだと振り返り改めて思います。現地の人たちとコミュニケーションを取りたくて、英語も現地語も少しずつ日々の生活で身に付けていったことを思い出します。(現地語のことはまた別の機会で書ければと思います。)

 

しかし帰国してから約1年、ほとんど英語を使わない日々に戻り、忘れてしまったように感じます。この3つは自分への戒めとしても書かせていただきました。私の住んでいる県に、ガーナ人のALTの先生がいることを知りました。その先生とコミュニケーションを取りたいという目的をもって、少しずつ語学の勉強再開しようと思います!ちなみに最後の別人格になるというのは、テレビ番組でフワちゃんが言っていました(笑)

一瞬ん?ってなりましたが、すごく納得しました!英語が話せる人になりきることで英会話を続けていけば、最終的には本当にそんな人になれるような気がします。もちろん語学学習が必要ですが、考え方次第で自身の苦手意識も改善できるのかなと思いました。

 

一貫してお伝えできることは、語学力がコミュニケーションの根本になっていること。当たり前のことですが、身をもって皆さんにお伝え出来ます。応募を考えている方、目的をもって、是非少しずつ語学勉強を継続してください。より充実した活動ができますように、陰ながら応援しています(^^)🚩

 

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~教材作成時の大好きな先生たちと記念撮影~

 

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~愛おしい中学生たち、紙飛行機を作って大喜び~