知っておきたい任国選び Part ①~書類段階での選び方~
JICA海外協力隊に応募しよう!!としている皆さん!
正直…めっちゃ迷いますよね...。
“なんの職種で志望しようか”
“どの国を希望しようか”
“どのくらいの期間を志望しようか”
など、悩みは様々だと思います。
要請内容に魅力を感じて決める方や活用する言語で決める方、旅行では行けないような土地を探す方など希望国の決定には個々の考えがあり、どれも間違いではありません!
自分は学校での教員経験と海外での生活が大きな目的でした!
実際に行ってみても、やはり水が無かったり電気が止まったりするんですが、なんだかんだでやっていけてしまうところもあるんですね。(これはJICA海外協力隊を希望しているという少し特殊な人種であるということが前提です笑)
停電時はろうそくの灯りで過ごしたり…
さて、皆さんが抱える数ある悩みの中から、隊員としてアフリカの地で生活した自身の経験、そしてインタビューをした隊員仲間の意見をもとに、
“任国の選び方”
についてお話したいと思います。
先にも述べた通り、任国の選び方も様々あります。優先順位の候補としてよく挙げられるのは安全安心、金銭的なサポートが受けられることに加えて、
① 要請内容が自分にマッチしている
② 国際的な仕事のスタートとして活用したい
③ 学習したい言語が話されている
④ 行ってみたい場所に行ける
⑤ 海外で働いてみたい(みんなと違うことがしたい)
ぐらいかなと思います。
“自分の選び方”
自分自身、新卒で協力隊に参加することにした背景には、そんなに大した理由はありませんでした笑
大学ではサッカーで上を目指しながら小学校と中高の保健体育の教員免許を取得していましたが、サッカーでの道が厳しかったこともあり、教員になるかなあと漠然と考えていました。…が、学生としての経験しかない自分としては、
①新卒のまま教員になってもなあ…
②なーんか海外で働いたら格好いいかなあ
などの気持ちで応募したのを覚えています。
任国選びで自分が大切にしていたのは、
①体育教育に関われること(スポーツへの専門性を高めたかった)
②海沿いであること(海に遊びに行きたかった)
③英語圏ではないこと(英語以外の話せる言語を増やしたかった)
④サッカーにも携われること(もう少しサッカーに関わりたかった)
この4つでしたが、叶ったのは①と④の2つのみ笑
自分が希望していた国は、このすべての条件を満たしていた「カメルーン」でしたが、実際に派遣先となったのは、第3希望の中にすら入っていなかった「ウガンダ」でした…笑
結果的にウガンダに行こうと思ったのは、①と④を含んでいたことと英語圏で力を伸ばそうと思えたこと、そして決まった巡り合わせに乗っていこうと思ったことです。
“同期の選び方”
こんな選び方も実際にあるよ~というものを、自分の同期を例に紹介したいと思います。
・アフリカ最高峰キリマンジャロに登ってみたかった!
・最貧国の最果てで生活してみたかった!
・本場のサンバを経験したかった!
・現職ではないもので日本社会から離れたかった!
・有名スポットでダイビングをしたかった!
などなど
それぞれいろんな動機があるのがわかりますね。実際に任国外旅行という制度があり、2年派遣の隊員は年間で20日間、渡航可能な他国(任国外)に旅行ができます!
この制度を使って、普段は行けないような土地に足を運べるのも、協力隊生活の大きな魅力の1つです!
自分もこの制度を使って数カ国旅行しました!
“書類段階で大切なこと”
ここまで、自分と同期の体験談を話しましたが、大切なのは
今現在の自分が何を望んでいるか
だと思います!
「国際社会での経験」なのか
「語学の習得、向上」なのか
「未開の地の開拓」なのか
はたまた「面白そう」の極みなのか…
想いはそれぞれですが、どれも自分のもつ考えであり、正解です。
その中で優先順位を決めて、譲れないものを整理して探していけば、必ずピッタリのものに巡り合えます!
しかし選んだ先、協力隊として活動をしていく2年間で価値観や考え方、将来の見え方も大きく変化していくと思います!(これはほぼ確実に)
なので、今自分が考える、やりたいことを大切にしていってください!!
次回の更新は
知っておきたい任国選び Part ②~派遣後を見据えた選び方~
です!
こっちは活動中の移動やイベントなどの生活経験から考察する選び方なので、より実用的かも??